

この理由は何だと思いますか?
身長を伸ばすためには「睡眠」「運動」「食事」だと言われていますが、日本においては「食事」がダントツで身長を伸ばした理由になっていると考えています。
それはなぜかというと、今の子どもは昔の子供と比べて「外で遊ぶ機会が減っている」からです。ニュースでも「子どもの体力の低下が~」「運動能力が落ちている」と言われていますよね。
公園など遊ぶ場所も減り、公園でボール遊びも禁止になり、ゲームなど室内で遊ぶものが増えています。さらに幼稚園や小学校などで遊んでいると、近隣住民からクレームが来るなんて話もあります。
それに今は勉強に力を入れている家庭も多いでしょうから、小さい時から習い事や塾などに行っている子も多いでしょう。そうなると習い事でスポーツをやっている子とそうじゃない子では、運動量では明らかに差ができています。
それでも日本人の平均身長が伸びたのは「食事」の面で、戦後と比べてかなり栄養面が改善されたからだと思うのです。
戦後日本人の平均身長が伸び続けた理由


なぜなら身長を伸ばすためには「タンパク質を取る」ことが必要不可欠だからです。タンパク質をしっかり取ると成長ホルモンの分泌を促してくれるので、そのまま身長に影響します。
日本ではタンパク質と聞くと「豆腐」「納豆」などが思いつくでしょう。ですが、これらは「植物性タンパク質」ですので、体には良くても体を大きくしたり成長を促すには、アミノ酸の種類や量が十分ではありません。
体を大きくするにはやはり肉です(笑)肉や魚には「動物性タンパク質」が入っており、必須アミノ酸の種類や量は動物性タンパク質の方が多いのです。
戦後にアメリカの食文化が入ってきたのは日本人の平均身長を伸ばすのに、かなり大きな要因になったのではないでしょうか。
ただ、動物性タンパク質が多く入っている食品の取りすぎは肥満や生活習慣病の原因になる可能性もあるので、普段の食事では植物性タンパク質との併用をオススメします。
成長期の子どもは「肉と米さえあればいい」というような状態になりますが、冷奴なども一緒に食べるようにするといいですよ。
平均身長より低身長なら、これを見直してみよう


思春期や成長期が早い遅いで伸びるスピードが異なってきますが、食事によって人間の体は作られていくので、やって損はないはずです。
小学校から中学校にかけて必要なカロリーや栄養が取れていれば、平均身長くらいまでは伸びていくと思います。もしそれ以上の身長を望むなら、身長の伸びを阻害しないスポーツをやるといいかもしれません。
しかし、これまでの生活習慣で「好き嫌いが多い」とか「好きなもの以外は口にしない」というお子さんもいるでしょう。もしくは何かのスポーツクラブに所属していて、ヘトヘトで疲れ果てて食事が喉を通らないというお子さんもいるかもしれません。
そういう場合だと、疲れを癒し、明日の活力(エネルギー源)になるカロリーや栄養が取れず、成長も阻害してしまいます。
できることならお母さんが作ったご飯をきちんと食べてくれるのがベストですが、難しいならサプリメントやプロテインなどで栄養を補っていく工夫も一つの方法として検討してみるのもいいかもしれません。
成長応援サプリメントを活用する時の注意点


アスパルテームやスクラロースなどが入っているのは避けるようにしましょう。これらの人工甘味料は砂糖の数百倍の甘さを出す人工の添加物で、大人でも甘すぎるから無理という人もいれば、合わなくて下痢になるという人もいます。
ただし、そういった人工甘味料などが入っていない安心安全なサプリメントをうまく活用できれば、消化吸収も早く、栄養も豊富な補助食品として子どもの成長を上手にアシストできます。
そのためにも親御さんが正しい知識を身につけておくことも大事です。