横浜市立大学大学院博士課程単位取得退学。大手W塾、Rセミナーなどで講師を15年務める。現在、2歳と5歳の2児の父親です。2000年より大手進学塾にて小論文の採点、2003年以降は中学受験の指導、2009年からは高校入試問題国語の解答・解説などを行ってきました。2011年塾用教材の作成、中学入試用の理社のテキスト、高校入試用の理社のテキストを作っています。
参考書や問題集を選ぼうと本屋に行くと膨大な数の参考書や問題集がありますよね。
この中からどれがいいのかと探すのですが、中身を見てもその違いがよく分からないというのが実情です。もちろんそれぞれの問題集がそれぞれ工夫されています。

国語の参考書や問題集を選ぶ基準は?
国語の場合、参考書として購入すべきものは知識がくわしく説明されているものです。
特に文法が分かりやすく紹介されている参考書は、文法の問題が分からない時に調べることができるので役立ちます。ただ品詞の意味を説明しているだけでなく、見分け方まで載っているのが良いでしょう。
漢字と知識の問題集についてはやりやすいものを選ぶのが良いです。単色刷りよりも何色か色が入っていた方が見やすく、子どもたちも取り組みやすいです。最近では「うんこ漢字ドリル」など例文を工夫しているものもありますので、こうした問題集を買うのも良いでしょう。
読解に関しては解答勝負です。文章や出題方法を工夫しても限界がありますし、入試問題などを掲載している問題集も多いですから、解答をよく見る必要があるのです。解説が詳しいもので、記述問題に関しては別解が載っているものをおすすめします。
算数の参考書や問題集を選ぶ基準は?
算数の参考書を買う場合、解き方や例題がたくさん載っているものをおすすめします。これまで教えてもらったことがないような簡単な解き方が載っている場合もありますので、それを読むことは参考になります。
問題集に関しては解説が詳しいこととレベル分けがしっかりできていることです。解説が詳しくないと自分で丸付けできません。解説が分かりづらく、解説についての質問をされることが意外と多いのが現状です。
あと重要なのはレベル分けです。初級レベルなのにとても難しいということもたくさんあります。問題のレベルがしっかりと分けられていて、段階的に進んでいける問題集を選びましょう。
計算問題に関してはプリント形式になっていて1枚ずつはがせるほうが良いです。その方がやった感じが出てくるので、子どもたちもやる気が出ます。シールなどを貼る所があるとなお良いでしょう。
理科の参考書や問題集を選ぶ基準は?
理科の参考書の場合、とにかく見やすくカラフルであるものをおすすめします。
理科では参考書を辞書のように使って勉強します。「あれ、どういう意味だったかな?」と思った時に、参考書で確認するという形です。また、理科の場合、実験やグラフ、図もたくさん問題にでてきますから、そうした内容が豊富に載っていると読みやすいですし、勉強もやる気になります。
どのように知識を整理するのか、そのポイントも書かれている参考書もありますので、中身を読んで、「これ、分かりやすい」というものを購入するようにしましょう。
理科の問題集は解き方のポイントが充実しているものを選びましょう。問題があって、解答解説があるだけでは、結局解説を読んで、解答を写して終わりになります。そうではなくて、こうした問題が出たときにどういう点に注目すれば良いか分かる問題集を購入しましょう。
また、知識に関しては効率よい覚え方も載っているのものであれば、その場で覚えることができますのでとても効果的です。
社会の参考書や問題集を選ぶ基準は?
社会の参考書の場合、辞書代わりに使うことが多いです。「この言葉は何だったかな?」と思った時にすぐに調べることができる参考書がおすすめです。
また知識の整理がしっかりとなされている必要があります。○○時代の文化だけではなく、文化史としてしっかりとまとめられてないと時代の流れが理解できません。細かい知識の説明と時代の流れがまとめられていると、社会の暗記が単に言葉を暗記するだけではないので、覚えやすいです。
さらに社会の場合、資料も多く出題されます。写真や絵など資料が豊富に載っている問題集を選びましょう。資料集を別に購入するのもおすすめです。
問題集に関しては1問1答と白地図をまず購入しましょう。知識をしっかりと身につけるためには1問1答で答えを覚えるだけでなく、その問題文も覚えるようにすると知識がさらに深まります。白地図は地理の知識を増やすために必要です。
また資料やグラフの問題は慣れていないと解けないことがありますので、そうした問題が載っている問題集も購入してチャレンジしてみることをおすすめします。
まとめ
参考書や問題集は大量に出ており、今でも新しい問題集や参考書が出続けています。
ここでご紹介したのは、私が参考書や問題集を選ぶ際に注意している基準です。最終的には子どもが解くものですので、子どもが選んだ方が良いですが、大人でもよく分からないのに子どもが選ぶのは難しいものです。

又、子供の将来には健康な体作りも大切です。足りない栄養素は子供用サプリメントで補い、丈夫なカラダ作りをサポートしてあげて下さい。
この記事を書いた人
横浜市立大学大学院博士課程単位取得退学。大手W塾、Rセミナーなどで講師を15年務める。現在、2歳と5歳の2児の父親です。2000年より大手進学塾にて小論文の採点、2003年以降は中学受験の指導、2009年からは高校入試問題国語の解答・解説などを行ってきました。2011年塾用教材の作成、中学入試用の理社のテキスト、高校入試用の理社のテキストを作っています。