牛乳の背を伸ばす効果は嘘!?牛乳と身長の関係を解説します

牛乳を飲めば背が伸びると聞かされて育ってきた大人は多いはずです。しかし最近では、牛乳に本当に背を伸ばす効果があるのか、疑われることも多くなっています。

今回は子供の身長アップに牛乳は効果的なのかどうかを解説します。

牛乳を飲むと背が伸びる理由は?

そもそも、なぜ牛乳を飲むと背が伸びるといわれているのでしょうか。その理由は、牛乳には豊富なカルシウムが含まれているからです。

カルシウムは骨の成長に欠かせない成分だということで、カルシウムが豊富な牛乳を飲めば、背を伸ばすのに有効だという理屈です。逆に飲まなければ、カルシウムが足りずに背を伸ばすのに支障をきたすと考えられていました。

実際に、親や学校の先生から、牛乳を残したときに「そんなんじゃ背が伸びないよ」と言われた子どもは多いはずです。それでしかたなく苦手な牛乳を「背を伸ばすため」に無理して飲むことも…

実は牛乳を飲んでも背が伸びない?

最近、主張されているのが、牛乳には身長を伸ばす効果がないというものです。これは、カルシウムに背を伸ばす効果がないということに起因しています。

牛乳にはカルシウムが含まれているから、背を伸ばすのに効果的だと考えられていた事はお話しましたが、この主張を覆すのが「カルシウムには背を伸ばす効果がない」という考え方です。

この考えは、カルシウムはあくまで骨を強くするものだと主張しています。骨を伸ばす働きがあるのはカルシウムではなく、たんぱく質(アミノ酸)だという考えです。

背を伸ばしたいのであれば、カルシウムではなくてたんぱく質を摂るようにするべきだと。だからこそ、牛乳をたくさん摂っても、背を伸ばす効果はないと主張しています。

牛乳は背を伸ばす阻害自由になるという主張

さらにこの主張を積極的に捉えて、むしろ牛乳を摂ることは背を伸ばす障害になる、という考え方も増えています。その論拠は、主に3つのものに端を発しています。

根拠1 肥満になって栄養吸収が阻害される

牛乳をたくさん摂ると、脂質を多く取り過ぎて肥満を招いてしまいます。牛乳には、確かにカルシウムやたんぱく質といった骨に大事な栄養素が豊富に含まれています。

しかしその一方で、脂質も多く入っています。背を伸ばすために牛乳を一生懸命飲んでしまうと、脂質を多く摂り過ぎてしまって、肥満になってしまいます。

肥満になると、成長ホルモンの分泌が阻害されます。すると、身長が伸びにくくなってしまうわけです。

子どもの肥満が問題視されやすいアメリカでは、全米一の学区を誇るニューヨーク市の学校において2006年に学校給食から牛乳を外すことを決定しています。

根拠2 お腹いっぱいになって他の栄養を摂りにくくなる

牛乳は、脂質が多く含まれていることを指摘しました。また、味も濃厚でお腹に溜まりやすい特徴を持っています。つまり、牛乳を飲むとすぐにお腹いっぱいになってしまうわけです。

特に牛乳にはリンが多く含まれている点も注意が必要です。カルシウムの吸収を阻害するリンの影響で、牛乳を飲むとかえって吸収効率が悪くなる事態もありえます。

根拠3 女性ホルモンの影響を受けてしまう

一般的に、男性よりも女性のほうが背が低いことが多いです。これは、女性ホルモンの影響が1つにあります。

10代に入ると、女性ホルモンの影響で、女子は胸が膨らんだり、お尻が発達したりします。それと同時に、身長の伸びを緩やかにする作用が働きます。これによって、女子は男子よりも背が低くなることが多いわけです。

特に女性ホルモンが活発化するのが、妊娠中です。これは、人間だけではなくて、動物にも当てはまります。

つまり、今市販されている牛乳は、妊娠している雌の牛からも採られているということです。そのため、牛乳にはたくさんの女性ホルモンが含まれている可能性があります。

こうなると、牛乳を飲むことによって、多くの女性ホルモンを摂取することになります。女性ホルモンが身長の伸びをある意味で阻害することは、前述したとおりです。

牛乳は実は危険な飲み物?

特に近年では、牛乳は単に身長を伸ばす効果が薄いということだけではなくて、安全性にも疑問符が呈されています。

牛乳の危険性を主張する医師も増えています。2005年に出版された『病気にならない生き方』これは業界でも信頼の厚い名医・新谷弘実医師が書かれたことで注目を集めました。

瞬く間にベストセラーとなりました。この本のなかで、何を隠そう牛乳の危険性が訴えられています。牛乳のリスクが多く聞かれるようになったのも、この本の出版が契機になっているといえます。

もちろん、全ての医師が牛乳は危険だといっているわけではありません。危険性を主張するのは、まだごく一部の人たちだけです。

しかし、少数だからといって、間違っているとは限りません。そこで、牛乳の危険性はどこにあると主張されているのか、一部の人の論拠をみていきます。

論拠1 乳糖不耐症の方は下痢になることがある

牛乳には乳糖が多く含まれています。そのため、乳糖不耐症の方は、牛乳を飲むことによってお腹がゆるくなることがあります。

論拠2 アレルギーを引き起こす可能性がある

牛乳のたんぱく質は、主にカゼインで構成されています。このカゼインはとても小さいために、腸壁から血管内に侵入することも。そうなると、過剰な免疫反応を起こすリスクがあります。それこそ、花粉症やアトピーといったアレルギー症状が起こります。

牛乳と身長の関係まとめ

これまで教えられてきた事や、常識と違う部分があり戸惑われた方もいるかも知れません。もちろん、「病気にならない生き方」に対しては賛否両論あるのが事実です。あくまで危険性や成長を阻害する可能性があるというのを、頭に入れておいて損はないでしょう。

ただし、牛乳に多く含まれているカルシウムは子供の成長にとって大切です。ですので、これからはカルシウムの摂取方法が大切になってくるでしょう。

情報に敏感な親御さんは、牛乳にもこだわっていたり、牛乳ではなくて「トータルアップ」「ポリカル」などの子供用サプリメントを活用するなど工夫されています。

この記事を書いた人

書いた人:ナカショーさん

大学で薬学を学び、卒業後大手製薬会社に勤務。製薬業界の現状やストレスから30歳で退社。現在、大分県の山奥でひっそり生活しているアラフォーパパです。テレビや新聞に書いてあることを鵜呑みにしないよう気をつけてください。

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