本当に成長痛?見誤りやすい疾患の紹介とその対処法。

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成長痛。

私自身も親から幼少期の話を聞いて経験があると知ったくらい、正直どのような痛みだったのかはほとんど覚えていません。

親の立場からすると、子供が苦しんでいるのでなんとかしてあげたい反面、子供の成長過程で起こるものということで、若干の微笑ましさも感じるのではないでしょうか。

そんな成長痛ですが、現在は諸説入り乱れているところがありますので、まずはそこから紐解いていきましょう。

成長痛って?

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医学的に成長痛という病名はありません。

ですが、骨端症(こったんしょう)やシーバー病などと言われるものが成長痛と同義とされることが多いと言われています。

成長痛という場合、基本的には小学校高学年くらいの第二次性徴期にかけて多いと言われながらも、4歳や5歳といった幼児期にも起こるということで、このあたりも対処方法などがよくわからなかったり、諸説入り乱れる原因になっているのではないでしょうか。

実際、私は頭がゴチャゴチャになっていたので、整理すると、

・小学校高学年くらいからの成長痛=骨端症やシーバー病など原因がわかるものが多い。
・幼児期の成長痛=原因不明だが疲労や精神的な不安定さが基となっていることが多い。

と言えるでしょう。

ただこれも、年齢などで一概に分けることは出来ませんので、気になった場合はやはり医療機関に受診することをオススメします。

前述した、幼児期に発症する精神的な成長痛の場合、具体的な対処方法は特にありません。

骨にも筋肉にも関節にも異常がないので、対処できないんですね。

ですが小さいお子さんですので、痛がる部分をさすってあげるなどのケアで精神的な安定から痛みが取れる場合もあるかと思います。

続いて第二次性徴期に起こるような成長痛で、骨端症やシーバー病と呼ばれるものに関しては、まずは安静にすることが重要だそうです。

痛みを感じる部分も様々で、多くは膝周辺が痛いと訴えるようですが、かかとや腰などに痛みを感じる人もいるそうです。

成長痛と間違えやすい病気

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そんな原因や対処法がはっきりしない成長痛ですが、最も怖いのは成長痛だと思っていたら「他の病気だった」という状況です。

ここからは成長痛に関連する病気を紹介します。

オスグッド・シュラッター病

小学高学年から中学の発育期のスポーツ少年のお皿の下の骨(脛骨粗面という)が徐々に出てきて、痛みを生じてくるものをいいます。スポーツで、特に飛んだり、跳ねたり、またボールを蹴る動作の繰り返しにより生じてきます。休んでいると痛みがなくなりますが、スポーツを始めると痛みが再発します。成長期に特徴的な痛みです。診断は上記症状とレントゲン検査で判ります。

出典元:日本整形外科スポーツ医学会 スポーツ損傷シリーズ

成長痛の一種とも言われ、最もポピュラーなのがこのオスグッド病ではないでしょうか。

解説の通り、膝に痛みを生じる疾患で、原因としては骨が軟骨から成長していく過程で膝を伸ばす力の繰り返しによって成長軟骨部が剥離するためと言われています。

対処方法としては、まずスポーツを控えること、そしてストレッチやマッサージ、アイシングなどが一般的ですが、ごく稀に手術を勧められることもあるそうです。

ただ、成長期に起こる一過性の病気として診断されることがほとんどなので、痛い間は休む、もしくはベルトやテーピングを巻くなどのケアをしながら運動するという選択をされる場合が多いです。

ペルテス病

子どもの股関節の大腿骨の頭の部分への血行が何らかの原因で途絶され、骨の壊死(骨の細胞が死んでしまう)がおこり、骨の強度が極端に弱くなり、放置しておくとつぶれて骨に変形が生じてしまう病気です。

出典元:あいち小児保健医療総合センター

股関節の病気で、あまり聞きなれない病名かもしれませんが、成長期に膝の痛みを訴えることもあるという点において、成長痛と似た症状ですので注意が必要になってきます。

諸説ありますが、ペルテス病になるのは10万人に5人と言われています。特に男子に多く見られ、発症頻度は女子の5倍にもなるそうです。

初期症状としては、

  • 膝や股関節の痛みを訴える
  • びっこを引くような歩き方
  • あぐらがかけない等の、股関節の動きが制限されているような動き。
  • というものが挙げられるそうです。

    実は私自身も小学校低学年の頃にこの『ペルテス病』の疑いでMRI検査をしたことがありました。

    朝、目が覚めると股関節に立ち上がれなくなるほどの痛みがあった覚えがあります。

    この病気の根本的な原因はわかっていないため対処療法になってしまいますが、治療用の装具や手術という選択肢になってきます。

    5歳までの早期発症であればほぼ完治するようですが、発見や発症が遅くなってしまうと予後が悪くなる可能性も高く、『変形性股関節症』になってしまう場合もありますので、お子さんのことで心配になったら早めに医療機関受診をお勧めします。

    フライバーグ病

    こちらも成長期に発症する場合が多く、成長痛と分類されることもある病気です。

    足の人差し指、中指、くすり指辺りに繰り返し圧力がかかることによって、血行が悪くなり歩行時に痛みや腫れを伴います。

    お子さんが足の裏の痛みを訴えて来院されるとき、「足裏の前の方が痛い」という訴えがあるとすれば、この「Freiberg病」を疑います。一般的に、思春期の女性に発症することが多いとされていますが、それ以降に発症することもあります。

    出典元:古東整形外科・内科のご案内

    こちらは女性に多い病気で男性と比べると3〜4倍発症頻度が高いそうです。もちろん男性が発症する可能性もあります。

    このフライバーグ病は特に早期診断、早期治療が重要です。

    それは予後に変形を認めることなく治癒させるためです。

    そのためには負荷を避けること、疼痛が強い時期にはギプスなどを巻き、その後もインソールなどで患部にかかる負担を軽減します。

    治療開始が遅れてしまった例などには、手術療法も考慮されます。

    子供の成長のために親が出来ること

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    上記した疾患は代表的なものでその他にも様々なものがあるということは頭に入れておいた方が良いかもしれません。

    気になる場合はやはり専門家、整形外科に受診することが何より重要です。

    そのことで不安もある程度取り除くことができ、子供の成長を喜ぶことができるのではないでしょうか。

    我が子の成長を促すために親が出来ることは限られています。

    食事などの栄養面に気をつけたり、規則正しい生活習慣に気を配ったりと、健康的な環境を整えてあげましょう。

    子供が元気にスクスク大きくなるように、うまく子供の成長と向き合っていきたいですね。

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    この記事を書いた人

    書いた人:oyayubiさん
    幼少期からスポーツに打ち込み、成長痛とも戦っていた経験を持つ。『ペルテス病』の疑いがあるとの診断を受けたこともあり、当時の経験を少しだけ記事にも載せました。

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